当医院での手術について
大石眼科医院における、手術についてご紹介いたします。
日帰り手術について
日帰り手術は、手術当日に来院してその日の内に帰宅できるシステムです。
従来、数日間の入院で行っていた手術を対象に実施しています。患者様は日常生活のリズムを変えることなく手術を受けていただくことが出来ます。
日帰り手術を受ける患者様の条件とは
1.ご本人が、日帰り手術を希望されていること。
2.重篤な合併症(心筋梗塞、ぜんそく、進行した糖尿病、腎不全など)がないこと。
※抗凝固薬(血液をさらさらにする薬)や、糖尿病薬などの服用があっても、対象となる場合があります。
3.退院してからの術後管理をご自分で出来ること。
4.通院可能な距離にお住まいか入院当日の付き添いにより交通手段の確保があること。
5.当日の付き添いや、退院後の療養にご協力いただける方がいらっしゃること。
日帰り手術の注意点
入院されて手術される患者さんと、日帰り手術をお受けになる患者さんとでは、術後の痛みや合併症のリスクは同じです。 従って、数日の余裕を持って、元の生活へ戻りましょう。
お渡しする書類
「手術同意書」をお渡しします。
同意書に署名し、日帰り手術当日にご持参ください。
当日ご持参いただく物
手術同意書、手術説明時に処方した術前処置薬。
食事について
手術当日は、手術開始4時間前より飲食を控えて来院してください。朝飲んでいる薬は、手術当日もいつも通り飲んでください。
手術前の点眼薬
手術前日より、手術を受ける目に抗生物質の目薬をさしていただきます。
白内障日帰り手術について
白内障が進んで、とても見えにくくなってきたら,手術で濁った水晶体を取り除きます。
最近、国内全体で手術件数も飛躍的に増え、安全性も向上してきました。入院期間も数日程度ですみます。また、最近、患者さんの年齢や体調によっては入院せずに日帰りで手術を行うことも可能になってきました。
目の中の細かい部位を手術しますので、顕微鏡を使って行われます。
白内障日帰り手術の流れ
1.前処置
来院された患者様は散瞳剤の点眼をし、瞳孔を十分開きます。
2.手術室の入室
入室の準備ができるとスタッフが静養室に案内し、そこで簡単な手術着に着替えていただきます。手術室の準備が整ったところで看護師が点滴を採り、手術室に誘導します。手術室に入った後、椅子に座り、背もたれが倒れ手術用ベッドになります。
3.術前消毒
まず点眼麻酔を行い、次に洗眼と目の周りの皮膚の消毒を行います。
消毒が終われば、顔全体を覆うようにシーツがかけられます。
4.手術
最初に目を開けるための器械をまぶたにかけます。その後もう一度点眼麻酔を行い手術が開始されます。術中は正面からまぶしいライトが照らされますが、まぶしいのは最初だけです。
また軽い圧迫感や冷たい感じ等は手術中感じますが、麻酔がしっかり効いていれば痛みはまず感じません。
手術時間は20分から30分ですが、白内障の程度などにより多少の個人差はあります。
手術終了時は目にガーゼを当て金属性の眼帯をして終わります。
5.術後安静
静養室のソファーで休んでいただき、全身状態等が問題なければ、30分程度の安静の後、帰宅していただけます。
6.帰宅
目の手術であり麻酔の影響もあるため、ご自身で自動車やバイクを運転しての帰宅はできません。